- このような症状でお悩みはございませんか?
- 若いのに更年期障害が起きる「若年性更年期障害」とは?
- 若年性更年期障害の原因
- 更年期障害に似た症状から考えられる原因
- 無月経は放置しないで
- 若年性更年期障害の対策や対処方法
- 若年性更年期障害の治療
このような症状でお悩みはございませんか?

閉経していないのに、火照ったり動悸がしたりと、更年期のような症状が出ている…このようなお悩みはございませんか?
最近、若い女性が発症することが多い「若年性更年期障害」かもしれません。
下記の症状に当てはまる方は、まずは原因を探り、かつての活力を取り戻せるよう対策・治療をしましょう。
全身的な症状
- 火照り、のぼせ、発汗
- 動悸、息切れ
- めまい、立ちくらみ、耳鳴り
- 倦怠感
- 体重増加・減少
- むくみ
- 頭痛、偏頭痛
- 冷え性
- 抜け毛、薄毛
- 知覚過敏、鈍麻
- ドライアイ、ドライマウス
精神的な症状
- イライラ、神経質
- 不安
- 憂うつ
- 睡眠障害
- 意欲低下
- 記憶力、判断力の低下
消化器系の症状
- 吐き気、嘔吐
- 胸やけ、むかつき
- 食欲低下
- 頻繁に喉がかわく
- 便秘、下痢
生殖器系の症状
- 月経異常
- 不正出血
- 性欲の低下
- 性交時の痛み
- 膣の乾燥
- 生殖器のにおい、かゆみ
泌尿器系の症状
- 頻尿
- 排尿時痛
- 残尿感
- 尿失禁
若いのに更年期障害が起きる「若年性更年期障害」とは?
更年期障害は、女性の閉経の前後5年ずつ(更年期)に起こりやすい、心身のさまざまな症状の総称です。 これは、閉経を境にエストロゲンの分泌が大きく低下することなどに起因していると言われています。 しかし近年、30代の女性に更年期障害が起こる「若年性更年期障害」が増えています。女性の社会進出が進み長年仕事をするケースが増える一方で、家事・育児、あるいは介護の多くを未だ女性が負担しています。精神的なストレスが重なり、エストロゲンを含めた女性ホルモンのバランスが乱れていることが、若年性更年期障害の増加の原因になっていると言われています。 症状が気になったときには、お早めに当院にご相談ください。
若年性更年期障害の原因
45~55歳くらいに見られる更年期障害は、閉経によるエストロゲンの分泌の低下、自律神経の乱れが主な原因と言われています。 一方で若年性更年期障害は、30代で発症することからも分かる通り、閉経とは関係ありません。 先述した家事・育児・介護の負担、また生活習慣の乱れ、無理なダイエットなどがストレスとなり、女性ホルモンのバランスの乱れ、自律神経の乱れを招き、若年性更年期障害につながっているものと考えられます。
更年期障害に似た症状から考えられる原因
月経前症候群(PMS)
月経前症候群(PMS)とは、月経前にイライラ、眠気、憂うつ、集中力低下、食欲亢進・低下、めまい、腹痛、下痢、便秘、頭痛、むくみなどの不快な症状をきたしている状態です。 これらの症状が月経に入ると同時に軽減・解消する点が、若年性更年期障害とは異なります。
バセドウ病
バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される「甲状腺機能亢進症」のうちの1つです。ほてり、のぼせ、頻脈、発汗、体重減少、イライラ、下痢などさまざまな心身の症状をきたします。 更年期障害との判別は、患者様ご自身では困難です。またいずれにせよ、治療が必要になりますので、お早目にご相談ください。
橋本病
バセドウ病とは逆に、甲状腺ホルモンの分泌が低下するのが「甲状腺機能低下症」であり、その代表的疾患が橋本病です。新陳代謝が低下し、無気力、肌の乾燥、徐脈、体重増加など心身のさまざまな症状をきたします。 こちらも、更年期障害との判別を患者様ご自身で行うことは難しいため、症状が気になったときにはお早目にご相談ください。
無月経は放置しないで
無月経は何日から?
無月経は、90日以上月経がきていない状態を指します。排卵そのものが行われていない、ホルモンの機能が低下・停止している可能性があります。 この状況を放置すると、さらに治療が難しい排卵障害へと悪化することがあります。無月経を含め、月経異常は放置せずにお早目にご相談ください。
生理がこなくなる原因
- ストレス(受験、仕事、失恋、引っ越しなど)
- 無理なダイエット
- 激しいスポーツ
- 早期閉経
- 子宮や甲状腺の病気
月経不順、無月経の原因には、上記のようなものが挙げられます。無理なダイエットはすぐに中止し、スポーツやストレスが原因になっている場合には、医師との相談の上、適切かつ早期の対応が求められます。 もちろん、子宮や甲状腺の病気が疑われるのであれば、検査・治療が必要になります。
若年性更年期障害の対策や対処方法
心身の負担となるストレスをケアする
好きなこと・嫌いなことが個人で異なるように、実にさまざまなものが、ある患者様にとっては大きなストレスとなります。まずはそのストレスを軽減する方法を探ってみましょう。 ただ、仕事上避けがたいストレスというものもあるでしょう。何がストレスなのか分からない、どうやってケアしたらいいのか分からないというときには、お早目に医療機関を受診してください。 当院では、医師、カウンセラー、臨床心理士によるチームでのストレスケアを行います。
食事の改善で女性ホルモンを安定させる
食事の偏りがある場合には、その改善が重要です。できる限り規則正しい時間に食事を摂り、またその栄養バランスに注意しましょう。 女性ホルモンのバランスを整える作用を持つ栄養素として、ビタミンE、ビタミンB6などが挙げられます。 ビタミンEはカボチャ・アーモンド・ごまなどに、ビタミンB6はマグロ・サケなどに多く含まれています。食事からの摂取が難しいという場合には、サプリメントを活用するのもよいでしょう。
適度な運動・睡眠・休養を取る
睡眠と休養をしっかりとり、適度な運動を心掛けましょう。 アスリートのような負荷の高い運動ではなく、比較的負荷の軽いウォーキングやジョギング、水泳など、少し汗をかいてすっきりできる程度のものがおすすめです。負荷の高い運動はストレスを溜めてしまうことがあり、また長続きしにくいためです。
当院で行う若年性更年期障害の治療
点滴・プラセンタ療法
健康なヒトの胎盤のみを原料としたプラセンタを注射または内服することによって、更年期障害をはじめとするさまざまな症状・疾患の改善が期待できます。 症状・疾患を直接治すのではなく、自然治癒力を高めることでその軽減・解消を目指します。
サプリメント療法
エストロゲンに似た性質、抗酸化作用を持つ「エクオール」のサプリメントを摂取することで、体内のエクオールの量を補います。これにより、更年期障害が出現するリスクが大幅に削減されると言われています。 その他、女性ホルモンのバランスを整えるビタミンE、ビタミンB6などのサプリメントもおすすめです。
五感改善療法
生体力学に基づく軽い運動(ピラティス)や呼吸法によって、骨盤・体のゆがみを取り除きます。また、天然の精油を用いて、嗅覚より自律神経を整えていきます。